パソコン修理 · 2020/09/28

【持込修理】Dell ALIENWARE X51 R2 が起動しない！内部放電＆コイン電池の交換にて正常起動しました。

『あいつは突然やってくる～』みたいな間隔で、デル　エイリアンウェア X51 R2の修理ご依頼が舞い込んでまりました。

今回は『電源は入って、一回だけ”ピッ”と音が鳴るのですが、OSが一向に起動しないどころかモニターに何も表示されません。電源ボタンを一回押すと、ストーンとすぐに落ちます。・・・なにが原因なんだ？

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（この機種、すでに４件以上の修理実績があります、宅配修理につきましては、以下過去ブログ記事もご覧ください。）

まずは症状を確認します。

ご依頼主様からの状況は、お電話にて伺っておりましたが、まずは実際にどのような状況か症状を確認してみます。

症状を確認したら、内部状況を確認してみます。主に電源系、ホコリの状況やファン類、ディスク類、グラフィックボードなどの様子をみて行きます。

この機種は省スペースタワー本体に大型グラフィックボードを搭載させる為、電源ユニットが電源アダプターに格納されています。

本体の2/3を占めるグラフィックボード。

構造のギミックが多い為、取り外すのに割と手間がかかります。

以前この方法で映像が映ったこともありましたが、原因はグラフィックボードかな？と思い、持ち合わせのグラフィックボードで試してみましたが改善されず。

「CMOSリセットかけとくか」くらいな軽い気持ちでコイン電池を外し、電池の容量が少ないことを確認。

DIYとなりますが、黄色い包みをカッターで切り、中のCR2032コイン電池を新しいものに交換してマザーボードへ戻しますと・・・

あら、起動した！

どうやら今回は、CMOSクリアで良かったようです。

コイン電池は１年に１回交換しても良い機種かもしれません。どうにも消耗が速いように感じました。今回はDIYでコイン電池を交換しましたが、CR2032用2pinホルダーなる部品もありますので、これを使用した方が移行の作業は便利です。

空気が乾燥する季節がやって参りました。分解作業には静電気対策をしっかりとしましょう。電動ドライバーは気を抜くとネジ山を潰す結果となります。十分に注意して使うか、メーカー物のドライバーを用いる方がベターです。