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【持込修理】Lenovo ThinkBook 14 G2 トップカバーの交換作業を行わせていただきました。

ノートパソコンのカバーがしっかり閉まらない

 

Lenovo ThinkBook 14 G2のトップカバーが閉まらなくなってしまったとご連絡をいただき、修理対応をさせていただきました。

 

液晶画面と本体を繋ぐヒンジがすでにむき出し状態になっており、中央のカバーも外れてしまっています。

 

この場合は、天板トップカバーのネジ穴が、ばかになってしまっている=ネジ穴が壊れている為、部品交換が必要です。

トップカバーの交換を行います

むき出しになっているヒンジのカバー側を見てみると、ネジ穴が壊れてしまっています。 

通常は、下の写真のようにネジがしっかりと3点で止まっていないといけません。

このような形の状態が正常です。

こちらはネジ穴が壊れている状態。

天板から液晶パネルを取り外す必要がありますが、パネルはカバーに両面テープで止まっています。

そのまま液晶パネルを剥がそうとすると、画面割れなどが起こってしまう恐れが高い為、両面テープを柔らかくしてはがれやすくなるよう、ヒートガンで温めながら作業を進めます。

ヒートガンで柔らかくした後に、引っ張って引き抜いた両面テープ。

ヒートガンは、必ずトップカバー側から温めるようにします。

液晶パネルとカバーを分離させる

 

液晶パネルとトップカバーには、細かな配線がいくつか張り巡らされています。慎重に外していきます。

液晶パネルの廃線はこのようになっています。

慎重に外さないと破損に繋がり危険です。

トップカバーを取り替える必要がある為、新品の部品を調達しました。

上が破損したカバーで、下が新品のカバーです。

新品のトップカバーに同じように配線を接続します。

トップカバーの配線作業は簡単に見えて、意外と大変です。

本体側の取り回しにも要注意。

トップカバー、廃線、液晶パネルを元に戻して起動チェック。

特に液晶、画面がしっかり映っているか確認が必要です。

画面枠のパネルを戻して作業完了。

作業のポイント

 

パソコン内部を触る際は静電気対策はしっかりと。

作業時は、静電気防止手袋をしています。以前までトラスコ中山さんのものを使っていましたが、最近はサンワサプライさんのものがお気に入りです。

 

理由は価格が安いのと、汚れにくいこと。

ほかトラスコ中山さんに比べてぴっちりしないので夏場は作業が快適です。冬場はトラスコさんがいいかも。

 

液晶画面を傷つけないよう、作業台にはマットを敷くなど養生もお忘れなく。エンジニアマットは価格が高めですので、弊所は大型マウスパッドを活用しております。

 

LINEによる修理相談・修理受付も可能

『こんな修理できますか?』『◎月◎日に持ち込みたいのですが...』などのご相談をLINEでお気軽にご相談いただけます。

 

24時間受付可能ですので日時曜日問わずメッセージください。(作業中など即返信はできない場合もありますので、お急ぎの場合はお電話ください)

修理相談時に、写真や動画で現状をお送りいただくことも可能ですので、大変便利ですよ。

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宅急便による修理受付も可能です。

宅配修理には、宅急便会社が販売している専用の段ボール箱を利用していただきます。

 

ノートパソコンの場合は、BOX Aで十分です。

デスクトップの場合は、BOX Bか、それ以上になります。

 

これで発送することでもし配送中に何かあっても保証も受けられ安心です。上下のフィルムでホールドするようになっていて、これならパソコンも安定して運べますし、有事の際も保証があって安心です。※クロネコ宅急便では、最大保証限度額は税込み30万円までとのこと。(2018.7月現在)

 

クロネコ宅急便パソコン宅急便について

http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/customer/send/services/pasotaku/

 

宅配修理で、お送りいただくもの

お送りいただきたいものは以下3点。

  1. パソコン本体
  2. パスワードをメモした紙(設定されている場合)
  3. 電源アダプタ(ノートパソコンは必ず同梱する)

※マウスやキーボードは不要です。ほか起動に必要な特殊な部品があれば同梱いただきます。
※バッテリーが脱着可能なノートパソコンの場合、外した状態で同梱してください。(輸送中のトラブル回避のため、ご協力ください)