![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=590x10000:format=jpg/path/s7724daf2beb82516/image/i2fd4239e755d30fe/version/1621614331/image.jpg)
超広角180°録画に、4Kストリーミング、バッテリー内臓、夜間撮影、スポットライト、マイク&スピーカー内臓・・・などなど至れり尽くせりでお気に入りの防犯カメラ「Arlo Ultra セルフ防犯カメラ VMS5240」なんですが、いかんせん電波があまり強いと言えず、一般的な木造住宅でも壁の向こうのすぐ外であっても電波が途切れたり、読み込みに時間がかかったり安定しなかったりと不満もあります。
内臓アンテナを改造してもっと安定して使いたい!
そんな衝動に駆られて(壊れることを覚悟で)内臓アンテナの感度アップを狙おうと分解してみました。
![分解にはT9(T9Hでも可)のトルクスドライバーが必要です。ネジ山を潰さぬよう、メーカー物を選ぼう。](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=590x10000:format=jpg/path/s7724daf2beb82516/image/i907af1bfe8d415b8/version/1621614790/image.jpg)
分解は簡単ですが、結構 ”ちからわざ” です。
まずベースステーション(SmartHub)のゴム底を剥がし、T9のトルクスドライバーでネジを外します。すべてのネジが取れましたら、本体の接合部の隙間から車の内張り剥がしなどを使って”えぇえい!”っと力を入れて分解します。(外し忘れのネジが無いか注意しましょう。それと外したネジはねじケースなどに入れて無くさないようにしましょう)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=590x10000:format=jpg/path/s7724daf2beb82516/image/i33c580761001b423/version/1621614822/image.jpg)
こちらはスマートハブ(ベースステーション)の背面カバーを外した状態。両サイドにアンテナが格納されているのが見えます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=590x10000:format=jpg/path/s7724daf2beb82516/image/i9494a7a571fc42be/version/1621615041/image.jpg)
アンテナは引っかけられているだけなので、簡単に外せます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=590x10000:format=jpg/path/s7724daf2beb82516/image/i82cd82bd32a217f7/version/1621615103/image.jpg)
アンテナが取付けられているコネクタは反対側になりますので、基盤ごと外します。静電気などで基盤を損傷させないよう、静電気対策手袋をしましょうね。特に冬場の空気が乾燥した季節。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=590x10000:format=jpg/path/s7724daf2beb82516/image/i7263a9b744eec754/version/1621615146/image.jpg)
基盤とアンテナ線のコネクタ接続部はテープで保護されていますので、丁寧に剥がしていきます。するとコネクタが見えますので優しく基盤から外します。軽い力で外れます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=590x10000:format=jpg/path/s7724daf2beb82516/image/ibec17b995907b341/version/1621615232/image.jpg)
左右にアンテナがありますので、両方とも外します。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=590x10000:format=jpg/path/s7724daf2beb82516/image/i2ad3447661751e89/version/1621615334/image.jpg)
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ここからはちょっとお遊び。冷却装備をつけてみます
ここからは特に不要な作業ですが、お遊びと検証の為に金属プレート部など熱くなりがちな箇所に冷却パッドとヒートシンクをつけて放熱効率をアップさせます。ルーターをはじめ、こうした通信機器は割と夏の暑さや連続稼働によって熱暴走もあったりしますので、もしかしたら効果があるかなと思います。(ちなみに、Amazon ファイヤースティックなどにも効果的ですよ)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=590x10000:format=jpg/path/s7724daf2beb82516/image/ia53a36406d2610a3/version/1621615472/image.jpg)
Amazonでも入手可能な放熱用両面テープ、M.2 SSD用の冷却パッド、ヒートシンクを用いて放熱効果をアップさせます。(ヒートシンクを取り付けるとカバーが閉まらなくなります)
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お遊びでもありますので、これでもか!っというくらいヒートシンクが付いています。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=590x10000:format=jpg/path/s7724daf2beb82516/image/ifc7e07a39f32a684/version/1621615702/image.jpg)
既存の内臓アンテナを伸ばしてみるだけでも感度アップ!
高ゲインの外部アンテナに換装する前に、現時点での通信テスト。
ヒートシンクが干渉してカバーが戻せない状態ですが、気にせず電源を入れて通信テストをしてみました。
結果、元々取り付けられている内臓アンテナを上に伸ばしてみるだけで、カメラ通信感度はアップしました!
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=590x10000:format=jpg/path/s7724daf2beb82516/image/ibe125d55f4b429fa/version/1621615765/image.jpg)
内臓アンテナを本体外に伸ばしただけで、感度アップしました。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=590x10000:format=jpg/path/s7724daf2beb82516/image/ibcd1f5056f23cb78/version/1621615785/image.jpg)
冷却効果もあるはずですが、感度アップとは関係がない気がします。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=590x10000:format=jpg/path/s7724daf2beb82516/image/iddfb9d11d1d49bf9/version/1621615775/image.jpg)
実際のアプリ画面でも、「非常に強い」の感度になりました。確実に分解前と安定感や反応速度が違います。
・・・が、これだけでは満足しません。
ここから本題の高ゲインアンテナに換装して、再度テストしてみます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s7724daf2beb82516/image/iff50f97ebf0ab75c/version/1621615998/image.jpg)
高ゲインアンテナに換装します!
こちらもAmazonにて購入可能な「NGFF M.2 ネットワーク 8dBi WiFi 4G アンテナ RP-SMA U.FL MHF4 ピグテール ケーブル」です。8dBi(デシベル)ってかなり強力です。一般的なものだと4dBiくらいだと思います。
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別製品だと12dBiなんてものもありますが、ほんとかよ!
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=590x10000:format=jpg/path/s7724daf2beb82516/image/i6bbd8be3c769afa7/version/1621616217/image.jpg)
既存のアンテナを基盤から外して、高ゲインアンテナに換装します
では、ここから高ゲインアンテナに換装していきます。
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先ほどご覧いただいた、アンテナコネクタ部からアンテナ線を外します。軽い力で外れます。
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![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=590x10000:format=jpg/path/s7724daf2beb82516/image/i846c87b68abf3427/version/1621616657/image.jpg)
コネクタはかなり小さく繊細な作りでした。力を入れ過ぎてつぶしてしまわないよう細心の注意を払いましょう。
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基盤側のアンテナコネクタに、高ゲインアンテナを取り付けます。先に線とコネクタを接続し、元々取り付けられていたテープで保護します。力まずにしっかりと差し込みましょう。差し込みがうまくいかないと、アンテナの意味がありません。
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![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=590x10000:format=jpg/path/s7724daf2beb82516/image/i21f83b8c0b2d4db8/version/1621616672/image.jpg)
高ゲインアンテナの線は長めでしたので、とりあえず壁面につるして感度チェックしてみました。アンテナの向きは棒の周囲を回る感じで飛びますので設置個所に向かうように設置すると効果高いです。クッキーの缶などで電波を反射させたりしてもいいそうです。
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おぉっ!接続時間も早くなったし、感度もアップしました!
内臓アンテナを伸ばしただけ以上に、通信接続の時間も早くなりましたし、感度も良くなっています。実験成功です。安価な費用で通信が良くなりましたのでホント良かった。もしかしたらバッファローのルーターとかもこれでWifi改善できるんじゃないかと思います。
※機器を破損させる危険性がありますので、自己責任でお願いします。
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