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土岐市の企業様より、デスクトップPCの動作が遅くなってしまった為、SSD半導体ディスクに換装したいと同機種のデスクトップ2台のSSD換装をご依頼頂きました。
基幹業務にて使用するPCの為、突然壊れてしまっても困るとのことで、同一型番と構成の機種を2台保有されているとのこと。ダウンタイムの事まで考えていらっしゃるのは素晴らしいと思いました。
まずは放電⇒清掃から
土岐市でSSD換装作業と言えば、パソコンサポートとき!と言わんばかりの件数を行わせていただきましたので、手を抜いてしまいそうな所ですが、まずはしっかりとPC内部の放電を行います。
電源ケーブルを抜き、電源ボタンを何度か押して完全に放電を確認してから作業開始します。
本体を開梱し基盤を触るような作業には、手をケガしないように、かつ静電気対策も兼ねて静電気防止手袋をしています。
どんなに綺麗なオフィスで使用されていても、内部には経年のホコリが溜まっています。丁寧にエアダスターと掃除機を用いて、ファンや基盤の隅に溜まったホコリを取り除きます。
こうしたことをしておくことで、PCの放熱が効率的になり動作は勿論、オーバーヒートを回避したり故障の予防措置にもなります。
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CPUグリスの再塗布も併せて行います
こちらも毎回の事ですが、5年ほど経過したPCのCPUグリスは劣化しています。このようにカピカピに乾燥した状態では、CPUから発生された熱がファンを介してうまく放熱できません。
放熱が上手くいかないと、動作がもたついたり、最悪オーバーヒートで強制終了がかかってしまったりします。
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この写真は別の作業時のものですが、
ふき取りはキムワイプを用いています。ティッシュはダメ!
キムワイプに染み込ませた無水エタノールを用いて、こんな感じでふき取っています。
コロナの影響で貴重な存在となった無水エタノール・・・最近は節約しながら使ってます。
早く供給が潤沢になることを願っています。
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今や貴重となっている無水エタノールを用いて古いグリスをふき取り、新しいグリスを塗り直します。(上の写真が乾燥した状態で、下の写真が綺麗に拭き取った状態)
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綺麗に拭き取ると、このようにCPUの文字が読めるようになります。
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新しいCPUグリスを米粒大の大きさに塗ります。
塗り方に流派があるそうですが、弊所の場合はケースバイケースです。どちらかと言いますと、米粒大に塗ってCPUファンで押しつぶす方が多いかと思います。
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コイン電池の交換も一緒にやっときましょう。
併せて行いたいのが、コイン電池の交換。
さすがに5年も使用していれば電池容量が少なくなっていますので、一緒に取り換えます。2台とも電池容量が少なくなっていました。
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新しいものに取り換えました。これで安心。
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クローン元のHDD状態もチェックしときましょう。
2台ある内の1台はディスクエラーがありましたので、クローンを取る前にディスクの修復を行いました。
正常なハードディスクであれば問題ないのですが、不良セクタなどがあるハードディスクの場合、クローンに失敗したり、最悪データが読めなくなってしまいますので、事前にこうしたリスクを潰しておきます。
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一旦元に戻したら現ハードディスクのクローン作業を行います。
SSDはサムスン社製のものを使用しますので、メーカーサイトに提供されています「Data Migration」ソフトを使用します。今回はクローンに約1時間ほどかかりました。
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進捗状況はソフトウェアで確認できます。
時に失敗することがありますが、その場合はSATAアダプタを別のものに取り換えたり、クローンソフトを最新バージョンにすることで解決したりします。
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では、取替作業へ
正常なクローニングが完了しましたら、SSDへ換装します。
3.5インチのハードディスクを外し、2.5インチのSSD半導体ディスクへ換装しますので、変換マウントベイが別途必要となります。機種によってはビス止めができるのですが、今回はマンウントベイが必要です。
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マウントベイを介して、このように取替完了!
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起動を確認したら、忘れなくチェックすべき箇所
機敏になった動作に安堵して、意外と忘れがちなんですがSSD半導体ディスク換装後はドライブの最適化も実施しましょう。
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ほか、ディスクが変わることでシステム復元の保護設定も再度設定が必要です。そのままでは無効になっていますので、お忘れなく!
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っという訳で、2台のSSD半導体ディスク換装作業完了です!
LINEでお問い合わせ可能です。
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弊所LINE公式アカウントからの問い合わせも増えており、こうしたやりとりがメッセージで出来るのも便利ですね。
パソコンサポートとき公式LINEアカウント
@pcs-toki
または、
https://line.me/R/ti/p/%40xie3443q まで。
今回使用した道具
夏は湿度が上がりますので、40~50%の範疇で作業ができるよう空調を効かせています。
分解作業には静電気対策をしっかりとしましょう。電動ドライバーは気を抜くとネジ山を潰す結果となります。十分に注意して使うか、メーカー物のドライバーを用いる方がベターです。
清掃道具、メンテナンス道具に関しても価格で選ぶよりも、安全性、信頼性、実際に使ってみて良いなと思えたものを使うようにしています。
大型マウスパッドは、作業マットとしても便利です。
ホコリも見つけやすいので清掃にも便利。
空気清浄機ですが、これまでシャープ社製のものを利用していましたが、今年からはスウェーデンの空気清浄機メーカー「ブルーエア社製」のものに一新しました。集塵能力が違いますので、作業中に発生するホコリだけでなく、花粉症やハウスダスト、嫌な臭いの元の除去にも貢献します。
約8畳の作業部屋で、39畳用のBlue Pure 231を使用していますので、効果も抜群です。
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